どんなに保湿をしてもカサカサで一向に乾燥肌が良くならないという方がいらっしゃいます。
これは、実は間違ったスキンケア方法をしている為なので基本となる洗顔~保水までの方法を改善するとかなり良くなります。
例えば、顔を洗う際にゴシゴシこすりすぎている方やスクラブ入りの洗顔料を使用している方、洗顔やクレンジングの回数の多い方は肌バリアを失い乾燥が慢性化している場合が多く、保水能力を低下させていくだけではなく炎症を起こしたりシミを作る事もありますので要注意です。
皮膚科の医師の中には指先が触れるだけで角質層に傷がつくと言われるほどなので弾力のある泡をクッション代わりにして指先が触れないように洗顔するのが大事です。
また、洗顔やクレンジングの回数が多い方は汚れやいらない皮脂以外にセラミドなどの細胞間脂質や天然の保湿成分まで洗い流してしまうので乾燥が悪化します。
ですから回数が多い方は朝だけ洗顔料を使用してしっかりと洗顔するようにし、夜はクリームタイプ、ローションタイプやミルクタイプのクレンジング剤でメイクを落とすと乾燥が緩和されます。
また、洗い流した後のタオルの使い方も大切で、タオルで擦らないように注意しながら顔を抑えるように水分を取り除きます。
これらの方法をとっても乾燥が酷い場合は洗顔料を石鹸素地の物や固形石鹸に変えてみるとか、しっかりとした泡を作るために洗顔ネットを使用するのも良いでしょう。
そして、次に大事なのは保湿成分をたっぷりと配合した美容液です。
美容液は、保水・保湿のための基本となり、蓄えた水分を逃さないように蓋の役割をするのが乳液やクリームなどの油分となりますので、出来れば美容液は洗顔で減ってしまった細胞間脂質を補うセラミド配合の物を使用すると良いでしょう。
そして美容液を手のひらで温め浸透しやすい状態にし顔に乗せ抑える様になじませます(ハンドプレス)。
特に乾燥しやすい場所は二度付けをして同じようになじませたりコットンを美容液で浸し気になる部分に3分ほど乗せるコットンパックもおすすめです。
ここまで出来たら最後にこすらないように乳液やクリームをなじませて完了です。
これだけで慢性乾燥肌がかなり改善されてきます。